相続税の物納

安藤税理士法人の土屋です。税金は現金での納付が原則です。しかし相続税については、金銭で納付することが困難な場合に限り、相続財産による物納が認められています。

土地を相続したが現金が手元になく相続税を払えない…ということがよくあります。その場合、選択肢は2つあります。「土地を売却して得た現金を納める」か、「土地を物納する」かです。

どちらを選ぶべきなのか?どちらが得なのか?それぞれにメリットとデメリットがあるので見てみましょう。

【土地を売却して得た現金を納める場合】

〔メリット〕相続税評価額より売却額の方が高い場合が多く、納税後も現金が手元に残る可能性がある。売却益にかかる所得税の減税制度がある。

〔デメリット〕不整形地や広大な土地は売りにくく売却金額が下がる。売却金額の交渉が長引くと疲れる。納期限に間に合わないと滞納税や利子税がかかる。

【土地を物納する場合】

〔メリット〕不整形地など市場での売却が難しい土地も処分できる。市場価格が低い土地は物納の方が有利。

〔デメリット〕市場価格の方が高くても路線価でしか評価されない。土地によっては物納申請が却下される可能性があり、申請が通らなくても測量・境界確定費用は返還されない。瑕疵担保責任が5年間(通常売買では1年間)と長期で、不動産に欠陥があった場合に費用負担する必要がある。

上記のように、考慮すべき要件はたくさんあります。土地によっても違うので、一概にどちらが良いと言うことはできません。

いずれにしても、相続財産を把握し、納税手段を確認しておくという早め早めの対策が重要です。

カテゴリー: スタッフブログ 土屋, 相続手続き タグ: , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This blog is kept spam free by WP-SpamFree.